昨日の京都・時差旅行の続きになります。
下鴨神社から銀閣寺が近かったので、バスで向かおうと思いましたが、大通りまで15分程歩くと1kmと書いてあったので歩いて向かいました。
途中には人生で全く縁のない京都大学があり、途中には数万円もする古書を扱う古本屋が数件ありました。歩いている若い子も京大生っぽい子がチラホラ。
そこから緩い上り坂を歩いていくと銀閣寺の入口に到着。ホントに1km?って思う程意外に遠かったです。
あ!あれは!よく見る火で描かれる『大』の文字!そんなノリでした。
『大文字焼き』なんて言葉はブログを書いている今知りました。無知でお恥ずかしい。
参道にはお土産屋さんや喫茶店が少しだけ。
入口発見。門をくぐって右に曲がると入口でした。大人は500円なーり。
入って早々、おおっ!と思わせる景観。この時点でお洒落さに心打たれましたが、、、
先に進むと銀閣登場!!!向月台もお洒落でした。
砂紋も萌え萌え~。水の流れを表しているんですね。
壁画も素晴らしい。
窓もピカピカ。
東求堂と池。こちらも見応えありました。
振り返れば銀閣。天気も良くて最高でした。
逆さ銀閣!
お茶の井を見て坂道を上ると景色が広がりました。
庭園もとても魅力的でした。
裏から銀閣を臨む。
少し離れた所に銀閣の復元モデルのようなものがありました。内部はこんな色彩を施していただろうというものだそうです。緑色が鮮やかでした。
銀閣寺の参拝を終え、何やら人が北側の側道に歩いていくので向かってみると、大文字山の山道とやらを発見。ワンちゃんのお散歩をする地元の方へ声をかけると20~30分で上れるというので、軽い気持ちで上ってみることに。まさか大文字の部分に行けるとは知らず。
そしてここからが悲劇の始まりでした。
(いきなりホラーですみません。マジなんです。)
マスクをしながら急坂を上ること20分弱でしょうか。息苦しく、時折マスクを外し、息を整えながら登頂を目指しました。そしてこの階段も長く険しいものでしたが、これを上ると絶景が待っていました。
真ん中へ向かう真っ直ぐな道が歩いてきた道。
その周囲にある森の上部、左右にある建物が京都大学でした。
その上の長い緑地が鴨下神社。
嵐山は左上かなー。なんて感じで撮影。
大の字の最後の画数の部分。
なんと6歳の保育園児童が登山!この後も山頂に向け、皆で登山していました。ちょっと子供にはキツいんじゃないのかなと思いました。なにより先生も大変なわけで、、、
大の字からも結構険しい道のりでしたが無事山頂へ到着。
ここで栄養補給をしている人が複数いました。
ここから清水寺方面を目指そうと下山を開始した私でしたが、途中3つの方角へ向かうことが出来ました。スマホで調べればいいものを、土地勘ゼロにもかかわらず何となく方角だけで決めてしまい、南へ向かったつもりでしたが、、、
途中からこんな道に。雨社大神という神社に着いた頃には周囲にほとんど人がおらず、擦れ違ったのは2組3名のみ。ここでスマホで道を確認すればよかったものの、戻るくらいならと前へ進むことに。
車道のような道もあるものの、登山道らしき道を歩こうとするとこんな標識が。
ここでも三井寺の文字を見ては前に進むことに。
この標識の後からは山肌に沿ったウネウネした崖道や、シダ科の草が茂る中を歩いていきました。普通の人であれば引き返すであろう道を、何を血迷ったのか進んでしまいました。雨による災害で杉の樹の倒木が酷く、全く整備が行き届いていない道でした。水も食料も持参せず、かれこれ1時間強は歩いたでしょうか。やっと車道らしき道に出たものの、その後も全く下山できず、日差しの向きもおかしいなと感じ始めました。そこでスマホで地図を初めてチェックしてみたものの、まさかの電波届かず。
鳥のさえずり、虫の飛ぶ音、木のしなる音だけが聞こえ、水分切れなのか汗も出ず、口も渇きはじめ、これはヤバいと感じながらもさらに1時間近くでしょうか、歩き続けると徐々に下山しているように感じたところで、
ガーン。まさかの行き止まり!?
路面は苔が生え、道らしさが消えていたので嫌な予感がしましたが、一気にトーンダウン。仕方なく柵を越え、さらに進むことに。
こんな感じで車すら通れない道になってしまいましたが、かなり下山した感覚もあり、山から流れる水が大きな川となって側面に流れていたので、これを歩けば戻れるだろうと信じて歩きました。小川が流れる険しい道をひたすらまた歩き続けると、
やっとの思いで下山。この時やっとスマホの電波が入ったため、調べてみると、
まさかの滋賀県突入。
無事下山出来ただけで九死に一生。この後もなかなか自販機が無く、数十分歩いてようやく自販機を見つけ、何とか水分補給が出来ました。
振り返ってみると、Google mapの衛星画像を見ても現れない道を歩いていたようです。改めて整理してみるとこんな感じ(推測図)。
もう我ながら呆れ返りました。如意々獄さえ通らず、地図にもないような山道を延々と歩いてしまっていました。
雨社大神の後、道路らしき道を歩いていればよかったものの、それでも向かっていたのは東。
大文字山の山頂の後、3つの分かれ道でしっかりスマホで道を調べておけばこんな悲惨な思いはしなかったでしょう。
疲れ果てて清水寺は諦め、ローソン藤尾小金塚店から山科駅行のバスが出ていたので、乗車して山科駅へ。とにかく塩分とエネルギー補給をしたいとラーメン屋を探すものの、駅前にいいラーメン屋は無く、餃子の王将も人だかり。感染懸念もあり避けることに。結局そのままJRで新快速が来たので、新大阪まで戻り、いつものなか卯で牛丼とうどんを食べて帰りました。
何も言葉が出ませんが、己の判断に反省しつつ、生きて戻れて本当に良かったと思えました。土地勘が無いのであれば、しっかりと道は調べるべきですね。
特に山道は。