今年はとても暑かった。
グテーレスさんも世界が沸騰していると言っていた程の温暖化。
以前から考えていた小屋裏(屋根裏)の遮熱対策開始です。
グラスウールは敷かれていても、夏になるとこの空間がまるでサウナ。
屋根の軒天(天井)換気はあれど、逆に給気口が無いという我が家。
なので夏場は小屋裏の勝手口を開けっぱなしにしてエアコン付けてなんとかなる程度。
家を買った頃は二階で寝ていると天井から輻射熱が凄く、エアコンが効かない感覚でした。
外壁塗装屋さんに相談し、屋根の専門業者さんを連れてきてくれても、寒さ対策で閉めっぱなしだった24時間換気を開けて、家を呼吸させてみて。とのアドバイス。
軒天の換気口もグレードアップを希望したものの、小屋裏面積に対し容量不足は無いということで交換は勧められず。
24時間換気は定量的に計測したわけでもないけれど、効果は何も感じられず、あれこれ調べて数ヶ月。
断熱と遮熱は違うってことを学んだ。
ただし、遮熱でアルミ箔シートを間違って貼ると、結露で断熱材が腐ることがあるそうなので、それならばと透湿遮熱シートを発見。
代表的なものが米国デュポンのタイベックシルバー。
それでも良かったものの、それなりのお値段なので、類似品の北恵・ヒートバリアシートIIをAmazonで50m巻 1本購入。
主に畳の下に敷いて寒さ対策されている方が多いようです。
足場の無い所へはコーナンで買ってきた2x4の長方形の板を橋渡しして、アクロバティックな姿勢で施工。
事前に採寸してカットしてから小屋裏へ持っていき、タッカーで取付していましたが、最後の方はコツを掴んで小屋裏でカット&施工。
グラスウールに触れたり工具が落ちるとホコリが舞い散るので、スリーエムのN95マスクをして作業。
この数日寒かったものの、昼間でも汗だくになる程の暖かさでした。
上部は外部の屋根材からくる輻射熱を遮るため、銀色部分を外側に向けました。
底面は小屋裏にこもった熱気から輻射熱が部屋に入らないように、銀色部分を外側に向けました。
デュポンのホームページを見る限り、どちら向きでも効果は出るそうですが、外に向けるのが適切なようです。
上部は塞がず熱気を軒天へ誘導するように通気路を残しています。
斜めの屋根部分があるため、どうしても下の方は無理があり、小屋裏空間が暑くなることは仕方ないのですが、底面のシートが効果を発揮してくれることを願いたい。
底面は結露などのチェックもあり、すぐ撤去出来るようにとりあえず断熱材の上に覆い被さるように敷いただけにしました。
本当は空気層を設けて冬の断熱効果アップを狙いたかったのですが、梁?の高さが異なり断念。
まだ途中ですが、最後は左右の筋交いになっている板の下まで覆い、屋根側面に受けた熱気もしっかり軒天へ誘導出来るようにする予定です。
昨日、一昨日は放射冷却でとても冷え込んだため断熱効果に期待したものの、残念ながら冬の寒さ対策はあまり効果が無い感じがしました。
一部屋分だけというのもあるかもしれませんが、もう少し施工面積を増やしてみます。
本当は温度測定で検証したいのですが、温度計もないし測定機もないもので、効果を感じたらまた更新します。