Nikon Zマウントに待望の望遠ズームレンズ Nikkor z 180-600mm f/5.6-6.3 vr が発売。
20万円を超えるとなると簡単に手が出せない庶民の私。
45,000円程で手に入るAF機能付きCanon EF マウントとNikon Zマウント用アダプター Fringer FR-NZ1 が焦点工房から発売されています。
SIGMAの150-600mm Contemporary を持っている私としては、このアダプターを買ってしまおうと悩んでいました。
但しリストを見る限り、動作確認が取れていなかったことから、レンタルしているお店を探す。
赤坂にある配線機材レンタルセンターさんがレンタルしていたので思わず手配。
本人確認書類として、運転免許証と健康保険証を添付する必要があり、厳重な審査が必要な様子。
無事許可が出たようで発送連絡が入った。
費用は一泊で往復送料含めて6,000円弱。
通い箱で到着。中にはアダプターと返却用送り状と納品書。
3枚目、植毛加工部分は不織布テープのようなものが貼り付けされていた。
左側にやや浮きを確認。
早速Z7に装着。
アダプターのレンズ側は締め付けがキツイ印象。
ボディ側は極僅かなガタツキを確認するものの十分な強度を感じた。
また、レンズの防滴用シリコーンゴム部分はアダプターの方が小さくて機能せず。
水に濡れるようなシチュエーションには要注意。
試写すべくボディ側の手振れ補正を解除。
まずはAF-Sで撮影トライすると、何度かエラーメッセージと共にMFへ切り替わってしまった。
焦点工房のサイトにはAF-Cに対応と記載があるためエラーが出るのは当然か。
自宅の近所で葉っぱを望遠端の600mmで撮影。
パッと見、問題ないように見えるものの、思った程のキレを感じない。
フルサイズ・FXフォーマットでもサードパーティーレンズではこんなものなのだろうか。
600mmをトリミング。なんとなくモヤッとしているのがわかるでしょうか。
更にトリミングしてみるとこの通り。
この解像度に45,000円を支払って望遠を使うべきなのか非常に悩ましい。
因みにAFは問題無く動作しましたが、レンズのAF音が気になる。
こちらはお隣さん家のアンテナ。確か150mm。
右から2番目、真ん中の解像度はいいものの、左側が微妙。
つまり中心部のみ解像度が高く、周辺部は望遠が故にボケてしまう様子。
右側2つをトリミングすると写りは良好。
左側2つをトリミングすると写りは微妙。
また、F値が大きいことから、暗い被写体にはISOが上がりやすく、且つ望遠でシャッタースピードも必要なため、必然と画質が悪化する傾向に。
このレベルの望遠レンズに暗所耐性を求めるべきではないが、高画素・ISO1000からノイズが気になるZ7には少々厳しい印象。
明るい場所限定といったところ。
因みにISOは全て80以下で撮影しています。
顔認識などの確認はしていないものの、飛行機撮影に使えなくもないが何か気持ちが盛り上がらない。
アダプターで手軽に望遠をゲットすべきか、購入候補になっている85mm F1.8をゲットし普段通りの構図を楽しむのか。
また一つ悩みが増えた一日になりました。
最後にCanon EOS 80Dで撮影。960mm ISO200でこの写り。
トリミングするとこの通り。
APS-C・DXで頑張っているものの、トリミングしても僅かにフルサイズ・FXの方に軍配が上がった印象でした。